看護師の仕事は医師の指示に基づいて患者さんの審査の補助に入ったり入院生活の看護やケア、手術の補助などを行います。患者さんの問診、血圧や脈拍、体温の計測をはじめとした各種検査、採血や点滴、注射はもちろん、病棟に勤務する場合は食事や排せつの介助、体位交換やベッドメイキングも行います。患者さんに対するあらゆる処置、サポートを行っていかなければなりません。
言語聴覚士の仕事内容は言葉によるコミュニケーションに困難がある患者さんに対し専門的なサービスを提供することです。話す、聴くはもちろん食べるという部分でも生活に問題が無いようリハビリを行っていきます。機能回復を目的としたリハビリ、発達に遅れがみられる子どもへの支援、補聴器や人工内耳によるリハビリ、口や舌の動かし方に関する指導、筋力増強を目指した訓練など仕事の内容は多岐にわたります。勤務場所で最も多いのは病院やリハビリテーション施設、診療所などの医療機関です。
看護師も言語聴覚士も患者さんのサポートに従事するという点では同じですが、言語聴覚士の場合は言語や聴覚を専門としてケアに徹することになるので、この部分の違いは大きいでしょう。言語聴覚士として働いていく上ではより専門性の高いプロフェッショナルとして経験を積んでいくことができます。
患者さんの健康をトータルでサポートしていく看護師とどちらが自分に向いているかということをよく考え、資格取得、仕事に従事していくようにしましょう。⇒言語聴覚士についてはコチラもご覧ください。